佐倉前線北上中

しっとり自画自賛

京成合作で主催したときの備忘録

どうも、佐倉前線です。

 

2022年の11月に京成合作を投稿しました。

【京成合作】~Keisei to the World~ - ニコニコ動画

(今回動画内容については触れません)

 

 

というわけで当時主催を務めたときの特徴や改善点などを備忘録としてメモしていこうと思います。誰かの参考になれたら幸いです。

 

 

その前に「なんで投稿から1年経ったタイミングで記事を?」と思われる方がいるかもしれません。

誤解を招かぬよう回答すると、「合作主催の思いを公開した状態で動画を見てほしくなかったから」です。合作は合作、色眼鏡で見てほしくなかったからです。主催という立場だと影響も強そうなので。

自分のパートの話を今までしていないのもそういう理由です。ですが参加者が自パートの話をするのは自由です(他ならぬ私自身が見たい)

 

 

話が逸れましたが本題に移りましょう。

 

運営陣について

docs.google.com

 

この合作は運営陣が複数名います。以下にそれぞれの主な役割を記します。

・主催(佐倉前線)……参加者全員に事務連絡をします。動画まとめをします。予告も含めた動画を投稿します。

・メドレー制作(Rokkan)……合作メドレーを作ります。音声まとめをします。

・運営1(匿名)……参加者を集めます。空きパートを作ります。

・運営2(匿名)……上に同じです。

・運営3(匿名)……予告動画を作りたいという打診を受け承諾、予告動画を任せました。またサムネイルの制作もお願いしました。

 

このうち主催とメドレー作者以外の名前は表向き伏せています。これは外部から見たときに内輪感の印象を与えないためです。調べたら誰か分かるかもしれないね

 

 

運営陣が複数名いることで様々なメリットが生まれました。以下はその一例です。

・参加者集めをより幅広く行える。

・パート分けや動画投稿文をはじめとした様々な事柄に対し相談することでワンマンプレーを防止できる。

・9分もの動画の誤植や編集ミスに気づける可能性が高まる。

 

とても合理的に見えますね。そもそも複数人が関わって表に出すものはどんなコンテンツであれ運営も複数人いることが当たり前なので当然といえば当然なのですが。

 

 

Discordチャンネルの使い方

合作はDiscordアプリで全体連絡をしていました。

やたらチャンネルが多い気もしますが使われないものもあったので以下簡単に説明します。

・入管……入口です。誰かがサーバーに入ったことを通知します。

・はじめに……サーバーに入った人が最初に見るべき場所です。内容は「運営からのお知らせ」と「メドレー用」をご覧ください、というメッセージが1つだけだったため絶対必要だったかは不明ですが、「はじめに」という名前のチャンネルは必須だと思います。

・運営からのお知らせ……基本的に私が書いた大事なお知らせがあります。具体的にはパート分けや音声・動画締切の通知、動画を投稿した旨の通知などがあります。

・メドレー用……この合作メドレーはBPMが頻繁に変わるため、全てのパートのBPMが書いてあります。またmidiも置いてあります。

・まとめチャンネル……音声まとめの確認のためのチャンネルです。今思えば動画まとめもこのチャンネルですべきだったかもしれません(運営からのお知らせチャンネルでやってました)。

・提出……そのまま、参加者に音声ファイルや動画ファイルの提出をしていただくチャンネルです。

・質問と回答……参加者の質問に運営が回答するチャンネルです。また、素材のやり取りもこのチャンネルで行っていました。

・雑談……京成関連の目玉ニュースを共有したり、取材中であることを報告したりしていました。

・進捗……進捗を貼るチャンネルです。誰かが進捗を貼った際、リアクションが絶えず付いておりモチベーション向上につながりました。こういったチャンネルは必要だと思います。

・素材論議……殆ど動いていません。死にチャンネルです。

 

こう書いていて思ったのですが、「運営がお知らせする業務用チャンネル」と「参加者が書き込めるチャンネル」はカテゴリ分けすべきだったかなと思います。

 

 

この合作はチャンネルが多く建っていた印象ですね。必要なチャンネルを抜き出して初めて入った人にも分かりやすくする配慮がもう少しできたかなと思います。

 

あ、あと運営陣しか見られない会議用チャンネルがあります。当たり前のことですが。

 

 

主催としての立ち回り

運営陣を含めれば21人が関与している合作。これを主催としてどうまとめあげるか。

 

「主催がどういう合作を目指しているか明示し周知してもらうこと」

「参加者に不信感を抱かせないこと」

 

これを重点的に意識しました。

主催の方向性については以下のメッセージを全体宛に送りました(運営からのお知らせチャンネル初期のメッセージ)。

@everyone
皆様、まずはこの合作に参加いただき改めてありがとうございます。
これから合作パートの申請を行いますが、その前に主催として私の考えを皆様に伝えさせていただきます。
 
この合作を作るにあたり皆様には「自由に、そして楽しく作っていただきたい」ということです。
具体的にいうと、この合作メドレーは音MADで流行った曲を中心に作られており、駅名を羅列するだけの作風だけでなく原曲の勢いを活かした方が良くなるパートがいくつもあると考えております。
もちろん作風は自由なのでどういう風に作るかは皆様におまかせしますが、自分が担当するパートの原曲やその音MAD作品を是非聞いてそれをヒントにしていただけると幸いです。それが最も楽しいと思うので。
 
また京成本線のパートに関しては複数の枠を設定する予定ですが、どこからどこまでの駅といった明確な区間の割り振りはしていません。
これもまた個人個人が自由に作ってほしいという思いで決めています。
ただ流石に同じ種別かつ同じ区間で被ってしまうのはあまりよろしくないと思うので、もう既に何の素材を使いたいか決めている方についてはアンケートにあります京成本線専用の項目に回答いただければと思います。
 
色々と差し出がましいお話をしてしまい誠に恐縮ではありますが、精一杯良い合作にしていきたいため何卒よろしくお願いいたします。
 
 
これが私個人として最初で最後のわがままのつもりで送りました。これ以降は主催としてちゃんとやるぞという気持ちで臨みました。
長文ですが一番伝えたい部分はカギカッコで括られた「自由に、そして楽しく作っていただきたい」というところ。これが方向性の明示です。
 
 
主催としてのわがままがこれならば、もう一つの「参加者に不信感を抱かせない」というのは主催としての責任です。
伝えるところを伝える、参加者によって態度を変えない、砕け過ぎず提出期限を超えてもよいと思われないようにする、といったような当たり前といえば当たり前のことです。
 
「運営からのお知らせ」は最低限に抑えました。通知が増えすぎると煩わしい、本当に必要なお知らせを受け取ってほしいというのが理由です。
 
具体的には
・パート分けのアンケート開始、パート分けの結果について
・先ほどの合作の方向性について共有するメッセージ
 (ここから3ヵ月間は運営からのお知らせメッセージなし)
・音声締切2週間前のメッセージ、締切当日のメッセージ
・音声まとめが完成したメッセージ
・動画締切日についてのメッセージ
鉄道の日に予告動画を投稿したので拡散してほしいというメッセージ
・まとめ動画の暫定版を作ったので確認してほしいというメッセージ
・(何回か修正版を製作した後)まとめ動画の最終版を作ったのでこれを投稿するというメッセージ。
 
全員に宛てたメッセージは以上です。個人に送ったメッセージを除けばこれが必要分かなと思います。
 
 
またこの合作には私よりも作者歴が長く個人的に尊敬している作者の方も複数いますが、合作主催として私情は挟まず毅然とした態度で接しています。誰かを特別扱いするというのは他の参加者に対して失礼ですからね。
 
と、もしかしたら厳しい人という印象を与えてしまったかもしれませんが、一応動画投稿後に全員宛に感謝のメッセージを送っているのでフォローしています。……出来ているよね?
 
 

パート提出の遅れについて

佐倉前線個人の考え方です!他の人はそう考えてないと思われます!

 

私自身は提出の遅れそのものに関していえば「しょうがないかな」と甘めの考え方でいます。どうしても私生活が優先になってしまいますしそれを責めることも出来ません。

 

ただパート提出がいつまでもされないのは困ります。参加者が「遅れてもいいや」と思うのも困ります。

全体向けメッセージでは以下のように発信しています。

皆様お疲れ様です。
合作音声の締切日は「9/11」となっています。音声まとめの方のスケジュール都合もありますのでよろしくお願いします。
また万が一遅れそうな場合は、どのくらい遅れる見込みかを私の方までご連絡ください。重ねてお願いします。

 

重要なのは「自分で提出する日を決めてもらうこと」です。逆に言えば(音声まとめの方が許せば)何日でも良いと思っています。

ただし延ばす機会は1度だけです。自分で言った期限を守らないのであればかなり厳しくならざるを得ません。

 

あと提出の催促は期限の2週間前くらいがいいと思います。週末を2回挟めば大体できると思うので(できない人はもっと早くから作ろうね)。

 

 

そもそも論は「遅れちゃダメ」ですからね!これ見て甘えちゃダメです!

あまり言っちゃいけない気もするけど参加者候補を決めるときに「この人どんな合作でも遅れるから」という理由で避けられた人がいます。日頃の行いって大事だね。

 

 

提出期限日について

明確な反省点。動画投稿日が京成線開業110周年なので11月3日。その2週間前に動画提出期限を設けたのですが、短かった

動画を繋げる作業って2週間あればできるかなーって思ってこの期限にしたんですけど、よく考えたら繋げたものを参加者に見せて、確認してもらって、そこから修正しなければいけなかったんです。

さらにさらに動画提出日、全員が全員間に合えば苦労しませんよね!分かっていたはずなのに期限設定のときには完全に抜けていました。この合作内で一番の失敗といっていいかもしれない。

 

結局動画まとめの修正は4回くらいしましたし、その度にエンコードしてアップロードしなきゃいけないから時間もかかるかかる。最終版が出来たのは投稿前日か前々日くらいでしたっけ?ギリギリ。

 

つまるところ、もっと余裕のあるスケジュールで期限設定をするべきでした。特に投稿日を遅らせることが出来ないものに関しては。*1

 

 

じゃあいつくらいがいいの?という疑問について、もちろん合作の長さなどによって変わってくると思いますが今回のような合作の場合余裕を見て動画提出期限日は投稿の1か月前に設定するのが丸いと思います。

 

さっき言ったことと重複しますが理由を連ねると、

・(絶対と思っていい)提出が遅れる人が出てくるのでその余裕をとる。

・動画まとめには時間がかかる。

・出来たものを参加者に確認してもらい、修正案や誤植がないか見てもらう必要がある。

・この修正は何回も繰り返すことを想定した方がよい。

 

という感じですね。

音声締切に関しては音声まとめ担当のスケジュールに依存して決めたので伝えられるノウハウはありません。

 

 

ちなみに動画まとめはすごく楽しかったのでその部分だけ別記事で取り上げてもいいかもしれませんね。

 

 

まとめ

いろいろ書きましたが自分が一番言いたかったのは「主催としての立ち回り」に書いてあります。これが自分の軸でした。

もしこれを読んだ人が合作主催をするときは"自分の軸"を定めるべきだと思います。(これは主催に限らないけど)

 

また1年越しですが参加者に向けて改めて御礼を言わせていただきます。合作に参加、提出していただきありがとうございました。

 

*1:動画内でも11/3に意味を持たせたパートがあったので本当に遅らせられなかったのです